ビデオ会議をちょっとでもよく見せる道具たち
テレワークで出社しなくなり、ビデオ会議を使うことが多くなりました。
スーツのような身だしなみに気を使わなくなった分、会議用の道具にお金を使ってもいいだろう、相手に好印象になるように道具をそろえておこう、という動機でちょっとずつ買いそろえていきました。
だいぶ環境が整ってきたので、紹介します。
このページの内容
webカメラ
logicoolのC270nとC920を使っています。
C920はデスクトップPC用、C270nはノートPC用です。
ノートPCにはカメラが付いていますが、ノートPCのカメラだと下からのぞき込む形での映りになり、相手に多少の圧迫感を与えます。
外付けディスプレイの上部など、視線よりちょっと上の場所から映すと自然な感じになりますので、外付けにしています。
C920は約9000円、C270nは約3000円、価格差が大きいですが、ビデオ会議では配信時に解像度が落ちるので、それほど違いはないです。
C920のほうが視野角が広く解像度が高いので(HD 1080p)、やや遠くに置いて、拡大して使っています。前傾姿勢になったとき、カメラが近くにあると顔がどアップになりますので、カメラは遠くに置いたほうが有利です。C270(720p)だと拡大すると解像度が落ちすぎます。
デスクライトにRaの高い電球を
カメラを良くするより光源を良くするほうが見た目に影響がありました。女優ライトのような明るさもよいのですが、それよりもRa(平均演色評価数)が高いライトに変えると、血色がよく見えます。デスクライトの電球をRaの高いものにして、会議中に顔に当てています。
パナソニックのプレミアXでRa90です。amazonで調べると中国製の電球でRaがもっと高いものがありますが、計測が不正確であるようです。日本メーカーはクレーム対策なのか、多少不利な条件で計測しているようで、安心感があります。
イヤホンはオープンイヤー型
ビデオ会議相手は環境に気を使っていない場合があるので、スピーカーよりヘッドホンやイヤホンを使うと聞き取りやすくなります。
ただ、ヘッドホンだとなんだかサポートセンター的な雰囲気が出てきてしまい……イヤホンのほうが見た目の印象が良くなります。
ビデオ会議でイヤホンに求める事項はすこし多いです。
- 長時間身につけても問題ないこと
- 周りの音が聞こえること
- 無線(bluetooth)であること
- 遅延が少ないこと
イヤホンはカナル型よりオープンイヤー型のほうが良いです。カナル型だと耳が密閉され、中に水蒸気がたまります。連日長時間つけるのは耳に悪そうです。
また、オープンイヤー型であれば周りの音も聞こえやすく、家族に声をかけられてもわかりやすくなります。カナル型やヘッドホンだとヒアスルー機能(アンビエントサウンド機能)が必要になります。
無線(bluetooth)であると、キーボード操作等で邪魔になりませんし、衣類との擦れ音がなくなります。
しかしbluetoothでは通常、遅延があります。発言が被ったりしないよう、遅延はすくないほうが望ましいです。ゲーム向けのものがそれに対応します。ゲームモード対応なら音ゲーでも問題なくプレイできる程度の遅延の小ささです。
イヤホンはカナル型が主流なので、この条件を満たすものは少ないのですが、ありました。
1万円以上するような製品が多い中、6000円弱なので非常に良心的です。
ただ、耐久性がちょっと怪しいのと、連続稼働時間も5時間なので充電を忘れると使えなくなる恐れがあり、2つ用意しています。
マイクはイヤホンとは別のものを使う
マイクはイヤホンにもついているのですが、bluetoothだと接続が「Hands-Free AG Audio」になり、これが音質が悪いです。「Stereo」にすれば音質がよくなりますが、マイクが使えなくなります。これはbluetoothのイヤホン・ヘッドホン共通のようで、他メーカーの3万円のヘッドホンでも同じです。
なので、マイクは据え置き型のものを用意しました。
高いものを買いましたが、ノートPC付属のマイクでもビデオ会議では十分です。youtube配信ほどのものは必要ありません。
集音型のものであることが重要です。ヘッドセットも使ったのですが、口元にマイクがあるタイプだと装着ミスで音声が小さくなることがあります。集音型なら装着ミスの心配がありません。
マイクのノイズはzoomやteamsのノイズリダクション機能が非常に優秀で、それでほとんど支障なく使えます。ノイズリダクション機能がないビデオ会議システムを使う場合、Krispを使うとノイズリダクションできます。
集音型でもデスクに直接置いた場合、キーボード操作の振動音を直接拾います。なので、マイクアームも使っています。
これだけそろえても服飾より安い
これらを整えるまで、いくらか無駄な買い物をしたりしましたが、それでもスーツと靴を買うより安く済んでいます。これで競合他社や同僚に差をわずかなりともつくのであれば、投資の意味でよい買い物だと思います。